No1586・・・申告調整
申告調整とは、決算にて確定した当期純利益の金額に、法人税法の損金不算入額を加算したり、
法人税法の益金不算入額を減算することです。
この申告調整は、減損処理を固定資産に適用した場合にも必要で、法人税法上は、基本的に、
固定資産の評価損は損金とみなされず損金不算入とされています。
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また、上場企業の中には、減損処理や国際会計基準(IFRS)等の会計の厳格化等の理由により、
自らの意思で上場を取止め株式非公開化に踏み切る企業も増加し上場をする意義が問われており、
株式非公開化は、企業の経営陣が自らの意思で決断し、上場をやめることなので、
問題を起こしたり経営破綻により上場廃止になるケースとは異なります。
ちなみに、減損損失の適用企業は、基本的に公認会計士の監査を受ける企業ですが、株式公開企業
(株式公開会社・上場会社・上場企業)や会社法上の大会社が該当し、非上場会社
(非上場企業・未公開会社・未公開企業)については、基本的に、減損会計を必ず適用する
必要はありません。