会計とは、企業においての経済活動を、貨幣を単位として、記録し、
計算して、管理報告することです。
企業においては、簿記のルールに基づいて総勘定元帳を作成し、
会計のルールに基づいて、財務諸表を作成することになります。
会計を、目的を基準に分類すると、企業外部に報告するための財務会計と
企業内部の意思決定等で利用する管理会計、企業が課税所得を計算し申告
する時に利用する税務会計に分類できます。
法律により規制を受けている財務会計や税務会計等は、
制度会計と呼ばれており、経理の仕事です。
企業会計は、企業会計原則に従って処理されます。
会計について理解できていない方は、
会計の種類と企業が求める会計の頁を御覧ください。
この会計という言葉が含まれた用語は、様々なものがありますが、
代表的なものとしては、財務会計、管理会計、税務会計、税効果会計、
減損会計、退職給付会計、時価会計、ヘッジ会計、環境会計、公会計、
一般会計、特別会計などがあります。
また、会計を目的を基準に分類した場合は、財務会計と管理会計に大別
できますが、財務会計は、その制約を受ける法律の違いにより、会社法会計、
金融商品取引法会計、税務会計の3つに分類することができます。
世界共通の会計基準が、国際会計基準(IFRS)です。
尚、企業会計において、最重要視されているのは、企業内部の意思決定等で
利用されている管理会計です。
管理会計は、企業の会計データを、企業独自の視点で加工・分析するもの
なので、財務会計のように、各種の法律に従う必要はなく、会社独自に自由
に構築することができる会計です。
財務管理の基礎知識が身についているか気になる方は、
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