No2869・・・総資産回転率(総資本回転率)
総資産回転率(総資本回転率)とは、どの程度総資産(総資本)を
効率的に活用しているかを示す指標です。
総資産回転率は、売上高が総資産の何回転しているかを調べることです。
総資産回転率は、企業がどの程度総資産を効率的に活用しているかを評価出来る指標で、
総資産回転率は、財務分析の効率性分析手法でもあります。
この総資産回転率(総資本回転率)は、回転率が大きいほど、
少ない資産で大きな売上高を上げていることになります。
総資産回転率は、企業が保有する資産をどれくらい効率的に活用して、収益に結び付けて
いるかを示しています。
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また、総資産回転率(総資本回転率)の計算において総資産を用いる理由は、
総資産は企業が自己資本と他人資本により資金調達をし、資金投下された資本の
全ての運用形態を表しているからです。
そして、総資産回転率(総資本回転率)の計算式における総資産は、
期首総資産と期末総資産の平均値を用いる場合と、期末総資産のみを
利用する場合があります。
また、総資産回転率(総資本回転率)を異業種の企業と単純に比較する
ことは難しく、一般的に利益率の低い業種は総資産回転率は高くなる
傾向があります。
尚、総資産回転率の向上には、まずは、不要な資産を処分・圧縮して
総資産を減らすとともに、マーケティング戦略を駆使し、売上高を
増加させるしかありません。
ちなみに、総資産回転率と総資本回転率は同じ内容です。
計算式・・・総資産回転率(総資本回転率)= 売上高 ÷ 総資産
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