売上債権回転期間とは、売上債権が売上高の何日分残っているかを
示す財務指標で、売上債権回転期間の計算は、売上債権残高を売上高で
割り365日を掛けて算出し、売上債権回転期間が長期化してくると
資金繰りを圧迫することになり、売上債権回転期間は、財務分析の
効率性分析手法でもあります。
また、売上債権回転期間が長期化すれば与信リスクも上昇し、
売上債権回転期間が長くなれば、更に運転資金が増え資金コストも
増加します。
ちなみに、運転資金は、運転資本、経常運転資金、所要運転資金、
必要運転資金、必要運転資本とも呼ばれています。
※全産業売上債権回転期間データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の売上債権回転期間データ)
・全産業売上債権回転期間
・製造業売上債権回転期間
・非製造業売上債権回転期間
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この売上債権回転期間の改善策は、クライアントとの取引条件の
変更になりますが、取引条件変更は難しい課題ですので、自社の
ブラント力を上げていく地道な営業・販売活動が必要でしょう。
そして、他社の財務分析をした際に、売上債権回転期間が、
不自然に長期化している場合は、粉飾決算の疑いがあります。
この売上債権回転期間が不自然に長期化している場合とは、例えば、
同業他社に比べ極端に長い回転期間であったり、過去数期間と比べて
著しく長くなっている場合です。
また、売上債権回転期間は短かければ短いほど、資金繰りにとっては
当然プラスに影響しますし、回転期間の改善は、財務体質の強化・改善にも
繋がります。
そして、他社の売上債権回転期間の分析をする場合に分析上考慮することは、
売上が期末直前に集中するような業種であるか等を注意する必要があります。
ちなみに、売上計画を作成する際は、売上債権回転期間や売上債権回転率の
仕組みの理解が欠かせませんので、売上債権回転期間の仕組みは、経理部、
財務部、経営企画室に所属する社員であれば、必ず理解しておくべきことです。
尚、中計で、運転資金計画を作成する際にも、売上債権回転期間を活用します。
計算式・・・売上債権回転期間(日数) = 売上債権残高 ÷ (売上高÷365日)
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー、予算、金融、金利