成長性分析とは、企業の売上高や利益等の推移を分析することにより、
企業の将来への成長の可能性を判断する指標で、成長性分析は、
売上や利益等のフロー面や、総資産(総資本)や株主資本等の
ストック面からも分析し、成長性分析は、自社の時系列データの推移を
比較する為に利用したり、同業他社や同業種の平均値と比較をしたり
する為に活用します。
この成長性分析は、経営分析における財務分析手法の1つで、
成長性分析以外では、収益性分析、安全性分析、効率性分析、
生産性分析の分析方法があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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そして、成長性分析の主な指標は下記の通りです。
主な成長性指標
@売上高成長率
A営業利益成長率
B経常利益成長率
C自己資本増加率
D総資本増加率
また、成長性分析において重要なことの1つに、業界市場規模の伸びと
企業の成長率の関係があり、企業の売上成長率が10%だったとしても、
市場全体の成長率が企業の売上成長率を上回っていれば、企業の
市場シェアは低下していることになるので、成長性分析の際は、企業の
成長率と客観的に比較できる市場規模等の比較対象が必要なのです。
そして、企業が急成長するときは、主に2つの問題が発生しますが、
1つは資金繰りの問題で、企業は成長により運転資金が日を追うごとに
増加するので、企業の成長性分析をする時は、安全性分析と合わせて
分析する必要があります。
もう1つの問題は、人材の問題で、企業の成長に人材がついていかず、
業務プロセスに支障をきたすようになり、人材の問題は企業の成長を阻害する
最も大きな要因といっても過言ではありませんので、人材の質を補う為には、
業務プロセスのシステム化と業務プロセスの可視化は必要不可欠です。
また、同業者で同規模の売上や総資産・従業員数の企業を成長性分析した際に、
自社の売上と利益の成長率を上回っている場合は、形に表れないブランド力、
営業力、販売力等の差であるはずなので、成長性分析をすることにより、
現時点での自社のブランド力、営業力、販売力をチェック出来ます。
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー、予算、金融、金利