限界利益とは、売上高から売上に比例して発生する変動費を控除して
算出された利益のことで、限界利益を改善するには、売上単価を上げるか、
変動費を見直す必要があり、限界利益は、一般的に管理会計や
CVP分析において活用される財務指標です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
この限界利益と固定費が同額になる売上高を損益分岐点といいます。
また、限界利益は、固定費を賄う利益でもあるので、固定費の回収に貢献する
利益ということで、貢献利益とも呼ばれ、限界利益は、管理会計の概念の
一つでもあります。
この限界利益の考え方を利用して分析することで、プロダクトミックスが決定しやすくなるなど、
さまざまな経営管理上のメリットがあります。
そして、売上が一定の場合に、限界利益を増加させるには、限界利益率(貢献利益率)を
改善する必要がありますが、限界利益率の改善には、売上単価を上げるか、
変動費を見直す以外に方法はありません。
このように、限界利益が多くなればなるほど儲かる会社に変身することになります。
また、限界利益と付加価値は、ほぼ同じ意味と解説されていることが多いのですが、
付加価値とは、企業が事業活動において、ヒト・モノ・カネの経営資源を活用して生みだした価値のことなので、
限界利益と付加価値は、同じ定義として考えるのは無理があります。
限界利益の計算方法
計算式@・・・限界利益=売上高−変動費
計算式A・・・限界利益=売上高×限界利益率
計算式B・・・限界利益=損益分岐点売上高−固定費
尚、限界利益を売上高で割った数値である限界利益率を利用して、セグメント分析(部門・商品・地域)をすることで、
それぞれの収益性が明確になり、より力を注ぐへきセグメントや撤退すべきセグメントが顕在化します。
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー、予算、金融、金利