■貸借対照表(バランスシート・BS)の管理
貸借対照表(バランスシート・BS)の管理とは、自社のあるべき姿である
理想のバランスシートを予算編成し、予算と実績を比較して、分析・評価・対策までの
活動全体を含む仕組みのことなので、BSの勘定科目残高の推移だけを確認することは、
BSの管理プロセスのごく一部の要素にすぎません。
しかし、貸借対照表(バランスシート・BS)の管理がどのようなことで、何を管理するべきか
理解していない経理・財務・経営企画の社員は、困ったことに大勢います。
■ビジネスマンツーマンセミナー(会場はJR秋葉原駅徒歩1分)
・経営管理セミナー ・経営戦略セミナー
■ビジネス通信講座(電話で解説を聞き質問をすることが可能)
・予算作成講座 ・経営管理講座
企業に、貸借対照表(バランスシート・BS)の管理方法を理解していない、
経理・財務・経営企画の社員しか居なければ、会社の財務体質改善を図ることは、
当然、不可能ですし、財務体質の改善どころか、企業を、資金ショートに導いてしまう
可能性すらある状況だといえます。
また、貸借対照表(バランスシート・BS)の管理が出来るようになるためには、
売上や費用の項目を管理することとは異なり、企業の財務構造を理解しておく必要があります。
ということは、企業の財務構造を理解できていない、経理・財務・経営企画の社員には、
貸借対照表(バランスシート・BS)の管理をすることは不可能だということです。
そして、貸借対照表(バランスシート・BS)の管理とキャッシュフローの管理は、
別なものだという認識の経理・財務・経営企画の社員もこれまた多いのですが、
バランスシートの管理とCFの管理は同じことなので、バランスシートを管理するということは、
キャッシュフローを管理することなのです。
最近では、このような財務を理解していない社員が増えていることを憂慮する経営者の方も多く、
弊社のような、財務コンサルティング会社に、社員研修を依頼される企業様、自社の、
経理・財務・経営企画社員の能力チェックを依頼される企業様、はたまた、経理・財務・経営企画の
社員を採用する際の、実務スキルチェックの面接官を依頼される企業様が増加しています。
ちなみに、経理・財務・経営企画の実務スキルチェックとは、論理的整合性を持った、
経営計画を作成することが出来る、貸借対照表(バランスシート・BS)の管理を含んだ、
管理会計の総合的なスキルが身についているかを、実務経験が有り、
本当に、そのようなスキルが身についていないと答えることが出来ない質問をすることなので、
企業の利益に貢献できる実務遂行能力がある人材であるかを的確に把握することができます。
また、経理・財務の社員は、資金繰り(資金管理)が出来ることも、採用の決め手の1つになることが
多いはずですが、資金繰りについても、経営計画の定量計画である総合予算を作成できる
スキルが身についていないと、資金繰りが出来るとはいえません。
尚、企業の最も重要な経営資源は人材ですが、その重要な経営資源である、
企業の要となるべき経理・財務・経営企画の幹部社員が、貸借対照表(バランスシート・BS)の
管理方法も理解していないようでは、企業の最も重要な経営資源などではなく、
企業のお荷物になっているといえますので、自社の経理・財務・経営企画の幹部社員が、
どの程度の能力であるかは、経営者の方が把握されておくべき重要事項といえます。