No1033・・・液状化
液状化とは、地震の振動によって地盤が一時的に液体のような泥水状態になってしまう
現象のことであり、液状化する可能性が高いのは埋立地で、埋立地には、海を埋め立てた地域、
田んぼや水田を埋め立てた地域、川を埋め立てた地域などがあり、液状化することで、
建物は傾いて沈んだり、場合によっては倒壊してしまいます。
この液状化現象が起こる条件としては、地震による振動、ゆるい砂地盤、地下水位の3つの要素があります。
液状化現象は、大規模な地震が発生した時には、必ず発生している現象であり、
個人が取れる液状化対策としては、液状化現象の可能性が高い、埋立地に建てられた一戸建てや
マンションなどの不動産を購入しないことです。
また、液状化のメカニズムは、大きな振動によって、土や砂などの粒子部分が下に沈んで、
水が上に浮いてくるようになることです。
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そして、液状化の可能性が高い地域は、地方自治体が公表している液状化マップなどの
液状化予測図を確認することで把握できますので、一戸建てやマンションなどのマイホームを購入する際は、
自分が購入したい物件の地域が、液状化の危険性が高いのかどうか事前に確認する必要があるでしょう。
尚、液状化対策として、地盤改良工法などを検討するよりも、地盤が固く間違っても液状化の心配が無い
内陸地で一戸建てやマンションを購入することこそが、最高の液状化対策といえるでしょうし、
そのような地域にある物件こそが住宅ローンを組んで購入する価値がある物件といえますので、
土地調査に関しては、マイホームを購入した後で後悔しないためにも、不動産会社任せにせずに、
自ら土地調査をするべきで、土地に関する情報としては下記のような情報源があります。
土地に関する情報源
■公図・・・土地の区画や地番、土地の形状や隣接地との境界を示した資料(法務局)
■不動産登記簿・・・登記事項である土地や建物の不動産に関する権利関係などの
現在の状況を公的に証明した資料(法務局)
■造成計画図・・・土地の造成方法を示した資料(不動産会社)
■切り盛り図・・・土地の盛り土や切り土の方法を示した資料(不動産会社)
■災害予測図・・・液状化などの災害の可能性がある地域を示した資料(各自治体)
■古地図・・・土地が、昔、どのような状態であったかを示した資料(本屋、図書館)
■土地条件図・・・土地の地形や地質及び埋立地であるかどうかなどを示した資料(国土地理院のHP)
■地名・・・地名に、水、川、沼、洲、沢、瀬、島、池、田、窪などが入っていると危険な可能性あり。
土地の調査の際に必ず確認すべきサイト
■国土地理院のサイトで公開されている「都市圏活断層図」
■内閣府のサイトで公開されている「地盤のゆれやすさマップ」
■GEODAS(ジオダス)のサイトてせ公開されている「地形で見る軟弱地盤マップ 」
■国土交通省のサイトで公開されている「ハザードマップ」
ちなみに、地盤沈下は、地盤自体が沈んでしまう現象で、地盤沈下の原因としては、
液状化現象などの人工的な要因により地盤沈下する場合と、地震などによる地殻変動を
原因とするケースがあります。