No124・・・粉飾
粉飾とは、業績の悪化や不祥事などの企業にとって第三者に知られたくない情報を
隠す目的でデータを改竄したりすることで、粉飾には、違法な会計処理により、
財務諸表の数値を操作する粉飾決算なとがあり、粉飾はデータの改竄などを行い
実際よりも良く見せる為に行なわれ、実体よりも悪く見せる為に行なうことは、
逆粉飾と呼ばれています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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このような粉飾行為が出来ることは、内部統制上の欠陥があることを示しており、
粉飾は、コンプライアンスにおいても問題行為である為、粉飾行為を防ぐ為の、
内部管理体制の構築は重要な経営課題です。
また、粉飾行為の代表的な例といえば粉飾決算ですが、財務諸表の数値を
実際の数値よりも良く見せる為に行なわれる粉飾をする理由は、
株価対策と銀行対策で、脱税目的で粉飾決算を行なうことは、利益を過少に申告し、
実際よりも利益を悪く見せる事になるので、上場企業では行なわれることなく、
そのような行為をすると、上場廃止基準にも抵触する可能性があります。
尚、粉飾決算の主な手法としては、売上・在庫の水増し、経費の圧縮、
関係会社を利用した利益に影響する帳簿上の操作等です。
しかし、様々な会計テクニックを駆使して粉飾決算を行ったとしても、
銀行と共謀して、銀行預金残高を粉飾しない限りは、発生ベースの損益計算書では、
多額の利益を計上することが出来ますが、キャッシュフローまでは粉飾することは
出来ない為、静態的分析(ストック分析)ではなく、動態的分析(フロー分析)により
財務分析をすれば、回転期間分析や資金移動表分析などにより企業の真の支払能力が
把握でき、粉飾決算も見破ることができます。
また、2008年のサブプライムローンが発端となった金融危機を複雑化しているのも、
オフバランス取引を利用した粉飾決算が行なわれていたことが影響しており、
オフバランス処理を利用した粉飾決算をされると、隠れた巨額の不良債権などの
不良資産が、企業のバランスシートから消えてしまう為、現在から将来にかけて、
どれくらい損失が発生するのか、当事者以外には、誰にも予測がつきません。
粉飾に関連する用語
※飛ばし