No131・・・直接金融
直接金融とは、企業が株式や債券などを発行して、直接投資家から
資金調達をすることで、直接金融は企業の業績や信用力の裏づけがあれば、
非上場企業でも直接金融により資金調達をすることは可能で、直接金融の
最大のメリットは、償還期限が無いか、償還期限が到来するまで元本の
返済が必要ないことです。
ちなみに、金融とは、お金の流れやお金の貸し借りのことです。
この直接金融の手段としては、エクイティファイナンスやデットファイナンスがあります。
エクイティファイナンスとは、新株発行や新株予約権付社債の発行のように、株主資本の増加を伴う
資金調達のことで、エクイティファイナンスは、企業の成長を促進する新規事業進出に伴う
資金需要と財務体質の強化・改善には欠かせない企業にとって返済期限の無い資金調達手段です。
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そして、企業がデッドファイナンスによる直接金融にて資金調達をする際は、
格付機関による格付けによって、資金調達コストが変化します。
また、直接金融で資金調達出来る企業は、信用力がある企業なので、
間接金融よりも有利な条件で資金調達が出来る可能性が高くなります。
尚、資金調達には、直接金融と間接金融による調達方法があるので、
資金調達額と調達コストとの関係を考慮して、調達方法を決定することになります。
ちなみに、メザニンファイナンスは、デットファイナンスとエクイティファイナンスの
中間的な資金調達手段で、劣後債や劣後ローンがあります。