No1395・・・金利スワップ取引
金利スワップ取引とは、同じ種類の通貨間で異なる種類の金利を交換する
デリバティブ取引(金融派生商品取引) のことで、
金利スワップ取引は、金利変動リスクを回避すること等を目的として利用されています。
最近、個人投資家に人気のあるFX取引では、金利スワップは、スワップポイントともいいます。
この金利貨スワップ取引のスワップ取引とは、あらかじめ取引当事者間で合意された条件に基づいて、
将来のキャッシュフローを交換する取引のことであり、スワップ取引の種類としては、
金利スワップ取引、通貨スワップ取引、コモディティスワップ取引、クーポンスワップ取引などがあります。
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また、金利スワップ取引は、取引をする時点での市場金利相場に基づいて、固定金利を支払った場合と
と変動金利を受け取った場合のキャッシュフローの現在価値が等価になる水準で取引され、
現在価値を算出する際に用いる割引率は、取引をする時点での変動金利となります。
尚、スワップ契約受払日に金利スワップを受け取ったり支払ったりした場合は、
金利スワップ損益を計上し、金利スワップ取引の時価評価とは、決算期末の市場金利相場に基づいて、
金利スワップ取引に生じた差益や差損を計上することで、ヘッジ会計が採用されている場合は、
金利スワップの損益を認識せず、借方が金利スワップ、貸方が繰延ヘッジ利益、借方が繰延ヘッジ損失、
貸方が金利スワップとして会計処理されることになります。
ちなみに、大手銀行と中小企業との金利スワップ取引は、最近社会問題化し訴訟にまで至る
ケースもありますが、この問題は、大手銀行が中小企業に対して強い立場であることを利用して、
金利スワップを販売し、中小企業が相場の変動により多大な損失を被ったことが原因であり、
大手銀行と中小企業との金利スワップ取引での訴訟では、金利スワップ取引の説明義務違反と
大手銀行の優越的地位の濫用が主な争点となっています。
金利スワップ取引に関連する用語
※為替予約
※サブプライムローン
※国際スワップデリバティブ協会(ISDA)
※CDS、オプション取引
※CDO、住宅ローン、社債、債券
※ソブリンリスク、信用リスク、国債、デフォルト(債務不履行)、ソブリン債、債券