No1747・・・パイピング
パイピングとは、地下水の浸透流によって土粒子が流失してしまい地盤の中に
パイピング孔が空きパイプ状の水みちができて水と土砂が噴出する現象のことで、
一般的に、パイピングは、地盤が風化してしまう最終段階と考えられています。
このパイピングは、構造物のすり付け箇所や土中のモグラが掘った穴等の地盤の弱いところで
発生する可能性が高く、自然現象のパイピングと同じような現象は、
地盤を掘削する際の鋼矢板立坑工事の時等にも起こり、
掘削現場でパイピングが更に進行してしまうと、掘削地盤を破壊してしまうことにもなります。
また、パイピングが更に進行してしまうと、東京低地等の軟弱地盤付近に多い埋立地を破壊してしまう
原因にもなりますので、特に、埋立地の地盤調査は、定期的に行う必要があるでしょう。
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パイピング以外の地盤に関する異常現象は下記の通りです。
パイピング以外の地盤に関する異常現象
・ヒービング
・盤ぶくれ
・ボイリング
・クイックサンド
そして、パイピングは、土砂災害である表層崩壊や深層崩壊の原因の一つでもあり、
網目状にが増加した地盤では、台風等による豪雨により大量の雨水等が
流れ込むことにより土砂災害の原因となってしまいます。
ちなみに、台風や豪雨等の影響により河川敷でもパイピングが起こる場合がありますが、
河川敷でパイピングが起こった場合は、応急処置として土嚢等を積み上げて穴を塞いでいる
光景がニュース等で放映されています。
また、土留め工事の際も、パイピング対策等が検討されて工事をすることになります。
各土留め工法の種類は下記の通りです。
土留め工法の種類
・矢板工法
・親杭横矢板工法
・連続地中壁工法
・地中連続壁工法
パイピングに関する用語は下記の通りです。
パイピングに関する用語
・地層、埋立層、地盤、沖積層、 洪積層、新第三紀層、第三紀層、地質
・単層、部層、層、亜層群、層群、超層群
・均等沈下、不同沈下(不等沈下)、地盤沈下
・東京低地、武蔵野台地、武蔵野砂礫層、上部東京層、東京礫層、下部東京層、上総層群
・関東ローム層(火山灰質粘性土)、立川ローム層、武蔵野ローム層、下末吉ローム層
・マグニチュード、震度、ガル、カイン
・表層地盤のゆれやすさ全国マップ
・換算N値、スウェーデン式サウンディング試験、N値
・表層改良工法、柱状改良工法、鋼管杭工法
・埋立地、液状化
・第1種地盤、第2種地盤、第3種地盤、表層地盤
・自然地盤、軟弱地盤、硬質地盤、人工地盤、盛土地盤、切土地盤、捨て土地盤
・平行成層地盤
・自由地盤
・地耐力
・土粒子
・SS試験
・未固結
・盛土
・敷均し
・転圧
・有効応力
・砂州
・三角州
・背後地盤
・間隙率
・平均地盤面
・負の摩擦力
・圧密
・負の周面摩擦力
・ネガティブフリクション
・土留め
・矢板工法
・親杭横矢板工法
・連続地中壁工法(地中連続壁工法)
・パイピング孔
・ヒービング
・盤ぶくれ・
・ボイリング
・クイックサンド
・根切り