No2153・・・壁
壁とは、空間を仕切ることで区画をつくったり、住まいの外側と内側を仕切る為や
住まいの中の空間を仕切り部屋をつくるための構造体のことです。
この壁には、雨や風を防ぐだけではなく、住まいの断熱性や気密性を左右する重要な役割がありますが、
壁の断熱性能を高めるためには、床・天井・屋根、壁の室内側や屋外側に断熱材を張り付けることが
必須といえます。
また、住まいの中を快適な空間にするためには、開口部である窓(窓ガラス)と壁の断熱性を
向上させることが重要で、窓と壁の断熱性を向上させることで、夏は涼しく冬は暖かい快適な住まいを
実現することができ、壁の結露対策(表面結露・内部結露)にもなるわけです。
このように、住まいの断熱性や気密性を向上させためには、壁のリフォームをする際は、
断熱材を使用することになりますが、断熱材をどの部分に張り付けるかにより施工方法が異なり、
断熱材を施工する種類には、外断熱工法、内断熱工法、ハイブリッド断熱工法などがあります。
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また、壁のリフォームをする際は、断熱材を施工する種類のメリット・長所・良い所や、
断熱材を施工する種類のデメリット・短所・悪い所を把握して、それぞれの壁のリフォーム工事に要する
費用を比較してから、リフォームを行うべきでしょう。
そして、壁に断熱材を張り付けることは、住まいの中を快適な空間にするだけではなく、
建物自体を雨風などから守り、長持ちさせる為にも非常に重要なことなので、
壁に断熱材を張り付けることは、建物自体にも快適な環境をつくってあげることにもなるわけです。
そして、壁に断熱材を張り付けることは、住まいにとっての大敵である柱や土台を腐らせる
原因となる内部結露を防ぐことにも繋がり、建物の躯体(スケルトン)である柱や土台が腐ってしまえば、
地震に対する耐震強度も当然落ちることになり、マイホームの寿命を縮ませかねない
事態に陥いるかもしれませんので、壁に断熱材を張り付ける最も重要な目的は、
内部結露への対策と言っても過言ではありません。
このように、壁に断熱材を張り付けることは、良いことばかりの様に見えるかもしれませんが、
実は、壁に張り付ける断熱材にも当然デメリットはあり、そのデメリットの筆頭が、
合成樹脂などの材料を使用している新建材(人工建材)がシックハウス症候群の原因になる
可能性があることです。
最近では、このような、シックハウス症候群の原因になりかねない新建材(人工建材)を避けて、
壁の素材として自然素材(自然建材、天然建材、天然素材)を利用する人が増えています。