No230・・・時価総額
時価総額とは、上場企業の企業価値を客観的に示すものの1つであり、
時価総額は、企業の株価に発行済株式数を乗じて算出し、時価総額が
大きくなる背景は、株式市場での期待が大きい企業である場合や、
企業が多額の利益を生み出している時に時価総額が大きくなります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、時価総額は、市場の期待だけで大きくなっても、そのような現象は
長続きしないので、時価総額を大きくする為には、企業の利益を増加させ、
地道な企業活動により自社のブランド価値を高めることに注力することが、
時価総額を大きくする正当な方法なのです。
そして、時価総額が大きいことは、企業経営においてもプラスの効果が多く、
時価総額が大きい企業のメリットとしては、株式交換を利用する時があります。
この株式交換とは、企業買収の際や企業組織再編の方法で、株式交換は、現金で
買収対象企業の株式を買うかわりに、自社株と買収対象企業株を交換し企業を
買収することであり、株式交換は、自社の株価が高株価である時価総額が
大きな時に威力を発揮する企業買収手法なのです。
その他の、時価総額が大きい企業のメリットとしては、時価総額が大きければ、
自社が買収にさらされるリスクが減少することも、時価総額が大きな企業の
メリットといえます。
ちなみに、大型株、中型株、小型株の分類は、東京証券取引所のルールでは、
時価総額と流動性を基準に決められています。
尚、時価総額が大きい企業のデメリットをあえて上げるとすると、
企業が自社株買いをする際に、自社株を買う為の自社株取得資金が
多額になることです。
計算式・・・時価総額=株価×発行済株式数