No331・・・半導体製造装置
半導体製造装置とは、半導体を製造するための、半導体の基になる
材料の加工から組立て・検査までをする装置のことで、半導体製造装置には、
半導体を製造する前工程と後工程の製造工程毎に様々な装置があり、
半導体製造装置は、半導体を大量生産するために必要不可欠なものです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
この半導体製造装置の業界も半導体業界の景気サイクルである、
シリコンサイクルの影響を強く受け、シリコンサイクルは、景気の影響を
受けることは当然ですが、それ以外の半導体業界特有の特徴としては、
半導体を使用した製品の世代交代の時期に、半導体の需供ギャップが
急激に広がり、半導体の値崩れが発生する場合などがあります。
また、半導体製造装置の業界は、半導体業界の先行きを予測する
先行指標となる業界であり、その理由としては、半導体製造装置は、
他の産業の設備投資関連の業界である、工作機械や産業用ロボットと
同様に、半導体の設備投資関連の業界であるからで、このような理由から、
半導体製造装置のBBレシオは特に注目されている指標であり、
半導体製造装置BBレシオとは、半導体製造装置の出荷額に対する
受注額の割合のことです。
そして、半導体製造装置メーカーが発表する受注と受注残高は、
半導体製造装置メーカーの業績の先行指標であるため、この業界の
企業の株式に投資する際は、決算短信や有価証券報告書などの
決算数値を見て投資を実行するのでは遅すぎます。
また、半導体製造装置メーカーも多数含まれる、
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は、NYダウやS&P500そして
ナスダック総合指数と共に、世界の株式市場に強い影響を及ぼす株価指数であり、
ハイテク値嵩株の影響を受ける日経平均株価もこの指数の影響を
強く受けています。
ちなみに、2008年世界の半導体製造装置メーカー売上高上位15社は下記の通りです。
@アプライドマテリアルズ(AMAT・Applied Materials)
Aエーエスエムエル(ASML)
B東京エレクトロン
Cケーエルエーテンコール(KLA-Tencor)
Dラムリサーチ(Lam Research)
Eニコン
Fキャノン
G日立ハイテクノロジーズ
H大日本スクリーン製造
Iノベラスシステムズ (Novellus Systems)
Jエーエスエムインターナショナル(ASM International)
Kテラダイン(Teradyne)
Lアドバンテスト
Mバリアンセミコンダクター(Varian Semiconductor)
Nヴェリジー(Verigy)
この半導体製造装置の種類は、半導体を製造する前工程と後工程の製造工程毎に
様々ありますが、その前工程と後工程の主な製造工程は下記の通りです。
半導体製造の前工程
洗浄→成膜→洗浄→感光剤塗布→露光→現象→エッチング→イオン注入→レジスト剥離
→保護膜形成→ウェハー検査
半導体製造の後工程
ダイジング→ダイボンディング→ワイヤボンディング→モールディング(封入/封止)
→捺印・リード加工→特性・検査・選別