No457・・・減価償却累計額
減価償却累計額とは、固定資産を取得して使用を開始した時から使用による
磨耗や、時の経過等による価値目減り分を使用可能期間である耐用年数に
減価償却費として計上した金額を累積する勘定科目であり、減価償却累計額は、
資産の評価勘定である為、減価償却累計額の残高は貸方に残り、間接法による
減価償却累計額のバランスシートにおける表示は、各有形固定資産の
科目に対する控除科目として表示します。
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この減価償却累計額の表示方法には、直接法と呼ばれる直接控除方式と
間接法と呼ばれる間接控除方式の2つの方法があり、直接法とは、
各有形固定資産の減価償却累計額をそれぞれの資産から直接控除して
その残高をバランスシートの各有形固定資産金額として表示し、貸借対照表の
欄外に減価償却累計額を一括して注記する方法で、間接法とは、
各有形固定資産の減価償却累計額をそれぞれの資産に対する控除科目として
バランスシート上で表示する方法です。
また、減価償却累計額の表示方法に間接法を利用している場合のメリットとしては、
各有形固定資産の取得価額を正確に把握することができることで、減価償却累計額の
表示方法に直接法を採用していれば、各有形固定資産のバランスシート上の金額は
取得価額から減価償却累計額を控除した残額が表示されている為、減価償却累計額が
各有形固定資産毎に個別注記されていなければ、各有形固定資産の取得価額を
把握することができず、直接法のデメリットといえます。
減価償却費と減価償却累計額の仕訳例
@直接法により減価償却費を計上する場合
(借方)減価償却費 100 (貸方)建物 100
A間接法により減価償却費を計上する場合
(借方)減価償却費 100 (貸方)建物減価償却累計額 100
減価償却累計額に関連する用語
※普通償却、特別償却、即時償却、割増償却
※直接法、直接控除法、間接法、間接控除法
※有形固定資産、減価償却、減価償却費、帳簿価額
※減価償却資産、非減価償却資産
※非現金支出費用、現金、企業会計原則、費用
※備忘価額
※減損会計
※資本的支出、固定資産、耐用年数
※定額法、定率法、償却