本文へスキップ

Ogata Investment 株式会社は、経営財務・予算作成コンサルティングを専門とする会社です。

営業利益

営業利益<経営者の為の用語集経営財務情報








No486・・・営業利益


営業利益とは、企業の営業活動によって生まれる本業の利益を表す

収益勘定科目であり、営業利益の計算は、売上高から売上原価

販売費及び一般管理費の本業に関わるコストを差引き算出し、営業利益は、

経常利益と異なり、本業での利益を示すので、損益計算書の中で、

最も重要な勘定科目の1つといえます。

この営業利益は、金額自体の大きさは当然重要ですが、売上高に対する

売上高営業利益率、減価償却前営業利益であるEBITDA、総資産に対する

総資産営業利益率なども確認すべき項目です。


※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)

財務指標データ






■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内

※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時~23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)

経営管理セミナー  ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座

※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報

経理業務の利益貢献度経理業務の合理化の後に残るものいる社員といらない社員日本の不動産相場






また、営業利益を分析する際は、自社の時系列データの推移を比較したり、

同業他社や同業種の平均値と比較をし分析することになり、このような

営業利益の分析アプローチ手法は、経営分析における財務分析

収益性分析
になります。


そして営業利益は、 売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いて

計算される為、営業利益が増加するケースとしては下記の通りです。


営業利益が増加するケース

①売上件数の増加
②売上単価の上昇
③仕入単価の減少
④販売費及び一般管理費の減少
総資産の圧縮


また、減価償却前営業利益であるEBITDAは、工場や設備などの固定資産

多く持つ製造業の企業は、EBITDAが高くなる傾向にあり、表面上の利益よりも、

キャッシュフローが多い場合があり、大まかなキャッシュフローの推移を掴むには、

EBITDAと棚卸資産売上債権仕入債務の増減の推移を掴んでおけば充分です。


ちなみに、下記のデータは、東証一部・二部・マザーズの2009年度決算短信(連結ベース)を合計した、

セクター別の営業利益ランキングです。



営業利益ランキング(業種別)

(単位:百万円)

業種 集計社数 営業利益 構成比
全産業 2,250 22,156,651 100.0%
製造業 1,074 9,591,763 43.3%
非製造業 1,176 12,564,888 56.7%
営業利益ランキング(セクター別)
1 情報・通信業セクター 171 3,621,716 16.3%
2 電気機器セクター 202 1,878,928 8.5%
3 輸送用機器セクター 80 1,542,473 7.0%
4 小売業セクター 198 1,467,060 6.6%
5 電気・ガス業セクター 24 1,395,167 6.3%
6 証券・商品先物取引業セクター 24 1,315,378 5.9%
7 陸運業セクター 44 1,289,231 5.8%
8 医薬品セクター 39 1,272,264 5.7%
9 化学セクター 146 1,232,641 5.6%
10 卸売業セクター 184 1,227,415 5.5%
11 食料品セクター 93 1,058,778 4.8%
12 不動産業セクター 69 613,212 2.8%
13 機械セクター 160 610,390 2.8%
14 その他製品セクター 63 580,150 2.6%
15 サービス業セクター 173 574,206 2.6%
16 建設業セクター 118 550,326 2.5%
17 鉱業セクター 5 487,214 2.2%
18 ガラス・土石製品セクター 39 255,103 1.2%
19 精密機器セクター 34 232,926 1.1%
20 非鉄金属セクター 29 229,310 1.0%
21 パルプ・紙セクター 15 211,273 1.0%
22 鉄鋼セクター 43 171,702 0.8%
23 ゴム製品セクター 16 160,309 0.7%
24 繊維製品セクター 51 125,243 0.6%
25 倉庫・運輸関連業セクター 30 82,742 0.4%
26 金属製品セクター 53 40,728 0.2%
27 水産・農林業セクター 6 32,436 0.1%
28 その他金融業セクター 24 -4,391 0.0%
29 石油・石炭製品セクター 11 -10,455 0.0%
30 海運業セクター 12 -38,296 -0.2%
31 空運業セクター 5 -48,528 -0.2%
32 銀行業セクター 83 -
33 保険業セクター 6 -
合計 2,250 22,156,651 100.0%