No591・・・ネットD/Eレシオ
ネットD/Eレシオとは、会社の財務の安定性や健全性を示す財務指標の
一つであり、ネットD/Eレシオは、計算された数値が低いほど、財務の安全性が
高いと判断でき、ネットD/Eレシオは、経営分析における財務分析で利用する
安全性指標です。
このネットD/Eレシオは、D/Eレシオをより厳格な指標にしたものであり、
ネットD/Eレシオを算出する方法は、他人資本から現金及び預金や
現金同等物などのすぐに換金化できる資産を差し引いた金額を
自己資本で割ることにより計算できます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、ネットD/Eレシオが高ければ、財務レバレッジを効かせる財務戦略を
採用していることになりますが、過度に、レバレッジ比率を高め過ぎると、
余程財務のコントロールが出来る企業以外は、資金繰りを圧迫し資金ショートを
招く要因になりますので、安定成長を望む企業は、資金繰りを圧迫しない範囲に、
ネットD/Eレシオを維持することが必要です。
そして、一般的に、ネットD/Eレシオを算出する際の負債には、有利子負債残高を
用いるケースが多いのですが、ネットD/Eレシオを利用する際は目的に応じて、
どの負債を活用するか選択するべきです。
ちなみに、ネットD/Eレシオの適切な倍率は、企業毎に異なる収益力や
キャッシュフローを加味して評価すべきものであるため、企業の収益力や
キャッシュフローを無視して、ネットD/Eレシオの倍率のみでその評価を
することはナンセンスです。
尚、ネットD/Eレシオと同種の指標としては、レバレッジ比率、負債比率、
ギアリング比率等があります。
ネットD/Eレシオに関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー