No646・・・利益計画
利益計画とは、企業においては、単年度経営計画や中期経営計画にて、
売上高、費用、利益の目標をどのように達成していくかを示した計画のことで、
利益計画は、資金計画とともに、定量計画の中心となる計画であり、利益計画は、
総合予算を作成するスタートラインとなる計画です。
この利益計画の立て方としては、売上高を基準として、計画を決定する方法と、
利益を基準として、計画を決定する方法があり、利益を基準に利益計画を
策定する場合は、次の様な項目を考慮して作成します。
■ビジネスマンツーマンセミナー(会場はJR秋葉原駅徒歩1分)
・経営管理セミナー ・経営戦略セミナー
■ビジネス通信講座(電話で解説を聞き質問をすることが可能)
・予算作成講座 ・経営管理講座
利益を基準とする利益計画の立て方の基準となる主な項目
@従業員の1人当たり利益×従業員数
A前年実績の利益
B年間借入返済額と設備投資額の合計
CCVP分析・固定費・限界利益率
D純資産に対する利益率
ちなみに、一般的に、1年間の利益計画が、短期利益計画で、3年から5年の利益計画が
中期利益計画になり、3年から5年以上の利益計画が、長期利益計画です。
また、現在は、利益計画の立て方としては、利益を基準に利益計画を策定することが、
基本であるとの考えが主流の様ですが、利益計画の立て方で重要視すべきことは、
売上高と利益のどちらを基準に、利益計画を策定するかなどではなく、売上計画などの
計画自体が、それぞれの方針に従った活動計画に基づいて、作成されているかが、
利益計画のポイントです。
そして、利益計画を策定する時は、資金需要も考慮して作成すべきなので、利益計画が
最終決定される時期は、資金計画が決定する時になります。
尚、利益計画の重要な要素である、当期純利益の目標が決定していれば、資金運用表の
仕組みを利用して、資金計画を作成することも出来ます。