No647・・・在庫計画
在庫計画とは、企業においては、単年度経営計画や中期経営計画にて、
月末在庫量または、期末在庫量の目標をどのように達成していくかを示した
計画のことで、在庫計画は、売上計画とともに、利益計画の中心となる
計画であり、在庫計画は、運転資金計画に影響を与える項目です。
この在庫計画を作成するスタートラインは、自社のあるべき姿である
適正在庫を策定する必要があり、適正在庫量は、自社の売上動向により
変化するので、在庫計画を作成する際は、売上計画を考慮して作成する
ことになり、在庫計画は、在庫管理のプロセスの1つです。
■ビジネスマンツーマンセミナー(会場はJR秋葉原駅徒歩1分)
・経営管理セミナー ・経営戦略セミナー
■ビジネス通信講座(電話で解説を聞き質問をすることが可能)
・予算作成講座 ・経営管理講座
ちなみに、実務において、在庫を管理する場合は、在庫の入荷量と出荷量を、
リアルタイムに把握する必要があり、リアルタイムに在庫量を掴むことで、
現在の在庫状況を把握して、常に適正な在庫量とする為に、仕入量を
調整することができます。
また、在庫投資の計画内容によっては、運転資金を大きく左右し、
在庫計画の立て方次第では、資金繰りを大きく改善することもできるので、
在庫計画は、予算貸借対照表を作成する上で中核といえる計画です。
そして、在庫計画は、資金計画の構成要素でもあるので、在庫計画が決定しなければ、
資金計画を作成することはできません。
尚、在庫計画は、在庫保有コストである在庫金利の削減に繋がる、理想の適正在庫量を
策定する計画ですが、理想の適正在庫量は、棚卸資産回転期間や棚卸資産回転率を
用いて決定することになりますので、回転期間や回転率の仕組みを理解しないことには、
在庫計画の立て方を理解することは難しいでしょう。
ちなみに、プロダクトミックスを決定する際は、商品回転率を用いて、
交差比率を算出します。