No648・・・運転資金計画
運転資金計画とは、売上債権と棚卸資産を合計した金額から、仕入債務を
差し引き算出する、運転資金の予算のことであり、運転資金計画は、
バランスシート計画の中心ともいえる重要な計画で、運転資金計画は、
利益計画に基づき作成します。
この運転資金計画は、月末や期末の、売上債権残高、棚卸資産残高、
仕入債務残高の予算を作成することなので、運転資金計画のポイントは、
各回転期間をどのように算定するかといえます。
ちなみに、運転資金計画は、売上計画、仕入計画、在庫計画を作成することで
完成するので、運転資金計画の基本方針を、売上計画、仕入計画、在庫計画の
各計画に反映する必要があります。
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また、運転資金計画は、企業の短期の資金需要を計画する予算なので、
資金計画には、必要不可欠な計画です。
ちなみに、資金計画とは、事業活動で必要となる資金が、どの活動に
どれくらいの資金需要があるのか見積もり、その必要となる資金を、
どのような手段でどれくらい調達するかを見積もる計画のことです。
そして、運転資金計画の内容次第で、営業キャッシュフローや経常収支が
大きく変化するので、資金繰りを、どれだけ改善できるかは、運転資金計画を、
どのような内容の計画とするかで、決定するともいえます。
尚、運転資金計画を作成する際は、売上債権回転期間と棚卸資産回転期間を
足して、仕入債務回転期間を差し引いた、回転期間の乖離をどのような数値と
するかを決定する必要がありますが、回転期間の乖離は、販売サイト、回収サイト、
支払サイトで決定されますので、これらのサイトを、実際に改善する改善策が
無ければ、運転資金計画は、絵に描いた餅となります。