No844・・・任意売却
任意売却とは、金融機関などの債権者の合意のうえで中古マンションなどの
不動産を売り、返済できない債務を残したまま抵当権などを解除してもらう
債務整理の方法で、一般的に、任意売却をする場合は、債務者と債権者の間に
不動産仲介会社などの仲介者が入ります。
この任意売却は、住宅ローン破綻に陥りマイホームを売却しても、住宅ローン残高の全額を
返済しきれない場合にとる手段なので、マイホームを売却して、
住宅ローン残高の全額を返済できる場合は、通常の売却となります。
ちなみに、任意売却は任意整理の前にするプロセスです。
■ビジネスマンツーマンセミナー(会場はJR秋葉原駅徒歩1分)
・経営管理セミナー ・経営戦略セミナー
■ビジネス通信講座(電話で解説を聞き質問をすることが可能)
・予算作成講座 ・経営管理講座
任意売却は、競売という事態に陥る前に取るべき手段ではありますが、
一般的には、任意売却をした後も、どこかの物件を賃貸して生活を続けることに
なりますので、任意売却という事態を防ぐだめにも、マイホームを購入する際は、
多少収入が減少しても支払いを続けることが出来る範囲内で、
住宅ローンを組む必要があります。
また、任意売却のメリットとしては、下記の項目があります。
■競売物件として競売になるよりも、市場価格に近い価格でマイホームを売却出来る。
■マイホーム売却後の、残債務が少ない。
■金融機関が、競売をする時よりも、残った債務の返済について柔軟な対応をしてくれる。
次に、任意売却のデメリットとしては、下記の項目があります。
■マイホームを売却しても、残債務が残る。
■債務の遅延により、ブラックリストに載る。
■任意売却をするために、金融機関と交渉する必要がある。
ところで、任意売却後も残債務は残るのですが、任意売却後の残債務は、銀行や保証会社が、
サービサーに売却されることが一般的で、任意売却後の残債務の債権が、銀行や保証会社が
保有のままか、債権回収会社が保有するかで、任意売却後の残債務の取り立てられ方が
変わってきます。
また、任意売却を成功させるポイントは、いかに、マイホームを高く売却できるかに
かかっているといえますし、任意売却の場合は、本来は、自分の味方である売却を
任せる不動産会社も足元を見てくる可能性もありますので、不動産仲介会社の選定は
非常に重要です。
ちなみに、任意売却の場合は、債権者である金融機関は、物件を売却する条件として、
一般媒介の契約ではなく、専任媒介の契約を条件とすることがほとんどです。
尚、任意売却119番や任意売却SOSなどの目を引くキャッチフレーズを使用し
無知な債務者を集めて、債務者を騙したり、債務者から搾取するような
違法な業者も存在する可能性があります。
よって、任意売却の相談をする際は、宣伝文句だけを見て、任意売却の相談をする
業者を選定することは危険なので、任意売却の相談をする業者を選定する時は、
しっかりとした業者であるかを吟味した上で相談するべきです。