経理部に所属する社員の皆さん、もうそろそろ、固定観念を壊しませんか。
大多数の経理部に所属する社員が、経理のスキルアップとして必要だと
信じているものに以下のような専門知識や資格があります。
①外部報告目的である財務会計や税務会計の専門知識
②日商簿記検定などの簿記の資格
③税理士資格
④公認会計士資格
確かに、これらの専門知識や資格は、経理の仕事をするうえで必要なもの
ではありますが、それだけで、本当に経理のスキルアップに充分なの
でしょうか。
では、このHPをご覧の皆さんにお尋ねしますが、簿記の資格や税理士・
公認会計士の資格を取得し、財務会計や税務会計の専門知識を身につけた後の、
経理のスキルアップには何が必要なのですか?
資格を取得し、財務会計や税務会計の専門知識を身につけただけで、
経理としての、オンリーワン社員や価値の高い人材になることができますか?
そして、もう1つ皆さんにお尋ねしますが、何の為に経理のスキルアップを
したいのですか?
ほとんどの皆さんは、会社で働いた見返りである給料をアップしたいので、
経理のスキルアップをしたいはずです。
では、更に皆さんにお尋ねしますが、資格を取得し、財務会計や税務会計の
専門知識を身につけただけで、皆さんが希望するような給料を、永遠に貰える
ようになると思いますか?
答えは、当然、「No」しょう。
ちなみに、公認会計士や税理士のメインの役割は、法律やルールに従った、
外部報告目的の、財務会計や税務会計という領域の業務なので経営に役立つ
会計ではないのです。
経営に貢献する会計は、管理会計です。
管理会計といっても、簿記にてでくるような、損益分敵点などの枝葉の論点の
知識を身につければよいのではなく、財務分析や財務計画~財務管理迄を含む
財務全般の知識を身につける必要があります。
なお、経営管理目的である管理会計以外の経理の仕事を担当している方は、
経理コスト削減の対象者といえます。
企業の目的は、利益を追求することです。
企業は、利益を追求する為に、仕事が出来る人には幾ら給料を払っても
よいと考えていますが、仕事ができない人には、高い給料は払ってくれません。
仮に、税理士や公認会計士の資格を保有していて、それらの資格を持って
いない人よりも高い給料で会社に入社できたとしても、会社が期待するほど
仕事ができなければ、その人の給料は、その人ができる仕事のレベルまで
引き下げられたり、最悪は、解雇されることすらありえます。
会社は、高い給料を払っている社員には厳しいのです。
しかし、ほとんどの人が経理のスキルアップの為に必死になって時間を
費やす資格などを全く持っていない人でも、会社の中で認められて皆さんが
経理のスキルアップをしたい理由でもある、高い給料を得て、企業の重要な
ポジションを任されている人も現実にいるのです。
それらの、企業内で評価が高く、高い給料を得て、企業の重要なポジション
を任されている人は、ほとんどが、管理会計のスペシャリストです。
ゆえに、現在のような厳しい時代こそ、真の経理部の役割を果たすことができる、
企業の利益に貢献できる、管理会計のスキルを磨く必要があるはずです。
財務管理のスキルを身につけたい方には、弊社が御提供している
経営管理マンツーマンセミナーか予算作成セミナーがお勧めでございます。