キャッチコピーが売上を左右する


経営者の皆さん、自分の会社の商品が、何故売れるのかを考えたことが

あるでしょうか?


オンリーワンの商品でもなければ、世の中には、自社の商品と競合する

ような商品が無数にあります。


そんな状況の中で、なぜ、自分たちの商品が、顧客に選ばれて

いるんでしょうか?


また、経営者の皆さん、自分の会社の商品が、何故あまり売れていない

のかを突き詰めて考えたことがあるでしょうか?


売れるにせよ、売れないにせよ、何ごとも原因があっこその結果であり、

ビジネスにおいても、原因と結果の法則から逃れることはできません。


ビジネスは、偶然に儲けたのでは意味がないのです。


偶然に儲けたのでは意味がないという理由は、偶然が永遠に続くこと

はないからです。


そして、偶然を実力と錯覚し事業を一気に拡大させて失敗したケース

は枚挙にいとまがありません。


では、どのようなことを意識して、ビジネスをするべきなのでしょうか?


それは、必然的に売れる仕組みを作り上げることを意識するべきです。


必然的に売れる仕組みを作り上げてこそ、安定したペースで売上を

伸ばしていくことが可能となります。


偶然の売上は、質の悪い売上であり、必然の売上は、質の良い売上

といえるので、偶然の売上と必然の売上は、売上の質が全く異なるのです。


だから、必然の売上を実現する為に、必然的に売れる仕組みを作り上げる

ことが重要なのです。


必然的に売れる仕組みのポイントとしては、

①商品、②ターゲット、③広告をあげることができます。


この必然的に売れる仕組みのポイントを解説するために、

A社という架空の企業を例にして考えてみます。


まず、A社の商品開発とターゲティングは、全く問題がないとします。


そうすると、A社は、後は、広告を実施しさえすれば、

問題なく売上があがりそうです。


しかし、A社は、広告を大規模に活用しているのに、

思ったほど売上が伸びていないとします。


一体、A社が、想定したほど売上が伸びない原因はどこにあるのでしょうか?


この例にあげているA社の前提条件だけで考えると、

間違いなく広告に問題があることは明白です。


なぜなら、A社の商品開発とターゲティングには、全く問題がないという

前提条件なので、A社の商品広告をターゲットとする顧客が目にすれば、

商品が売れる確率は高いはずです。


にもかかわらず、A社の売上が思ったほど伸びていないということは、

ターゲットとする顧客が広告の内容を気にしていないことが原因の1つ

として考えられます。


しかし、A社の商品広告のどこが問題なのでしょうか?


おそらく、A社の商品広告のキャッチコピーに原因があるはずです。


一般的に、広告が効果を発揮するかどうかのポイントは、

キャッチコピー次第といわれています。


どんなに顧客のニーズを満たした商品であっても、ターゲットとする顧客が、

その商品を認知してくれることがなければ、その商品にターゲットとする

顧客が興味を持つことはありませんので、商品が売れることはないのです。


要するに、キャッチコピーは、ターゲットとする顧客に、商品を購入して

もらうための扉ともいえますので、その扉が機能せずに、ターゲットとする

顧客が扉の中へ入ることができなければ、どんなに顧客のニーズを

満たした商品であっても、何時まで経っても売れることはないのです。


ちなみに、キャッチコピーとキャッチフレーズの違いが分からないと

言われる方が多いのですが、キャッチコピーとキャッチフレーズの違い

を厳密に気にする必要はありません。


なぜなら、キャッチコピーは和製英語なので、キャッチコピーと

キャッチフレーズは、基本的に同様の意味になります。


なお、キャッチコピーの意味としては、人の心を掴むための印象

強い文句と覚えておけば充分でしょう。


ゆえに、キャッチコピーとキャッチフレーズは、営利目的と営利目的

以外の両方に利用されているのが一般的であるといえます。


このように、キャッチコピーが売上を左右することは明らかなので、

売上が伸び悩んでいる企業の皆さんは、自社のキャッチコピーを再点検

する必要があるでしょう。


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