マーケティングってなに


■マーケティングってなに

マーケティングってなにかと聞くと、「私には関係のないこと」、

「宣伝や市場調査の仕事」、「難しいそう」と答える方が大半ではない

でしょうか?


しかし、マーケティングが、上手く何かをやる方法と聞くと、マーケティング

に興味の無い人も、少しは興味がありますよね。


例えば、マーケティングは、誰にでも関係するような就職活動ということ

にも利用できます。


また、何かモノを購入する時にでも、マーケティングの視点から考えると、

そのモノにどのような価値があるのかも理解できます。


そして、国、都道府県・市区町村などの地方公共団体が、自分の国や町を

発展させるために、マーケティングを活用すると、何が重要な政策である

のかが明確になります。


更に、当然、仕事においても、マーケティングを理解できると、

自分が働いている会社がどのように活動しているのかの全体像も把握

できますし、マーケティングを知ることが経営を知ることにも繋がります。


このように、マーケティングを知ることは、世の中の動きを知ることにもなり、

個人・企業・国等がどのように行動すべきかの行動指針にもなりますので、

マーケティングは、誰にでも必要な知識といえるものなのです。


■上手く何かをやる方法ってなに


人が何かをするときは、よりよくできる方法がないかを探したり考えたり

するはずです。


例えば、モノを購入する時でも、価格と品質の違いを店頭やネットで情報収集

して最終的にどこで購入するのかを決めるでしょう。


また、就職活動をする時は、自分ができる仕事で、最も待遇が良く最も入社

しやすい企業がどこかを見つけたいはずです。


そして、国、都道府県・市区町村などの地方公共団体であれば、自分たちの

国や町に拠点を置く個人や企業を増やす為には、何が必要なのかを知る必要

があります。


あるいは、企業であれば、競争相手の企業がいない市場で商売をすることが

最も上手くいく方法でしょう。


このように、何かをするときに、より上手くできる方法の手助けをしてくれる

のがマーケティングなので、マーケティングを使いこなせるようになると、

色んなことが上手くやれるようになるはずなのです。


■上手く何かをするための考え方


何かをする時に最初に考えることは、できるだけ手間とお金をかけずに目的を

達成する方法はないかなと考えるはずです。


例えば、家で料理をつくる時も、できるだけ短い時間でお金をかけずに美味しい

料理をつくれることが最も好ましいことですよね。


このことを企業に当てはめると、できるだけ社員を増やさずに経費も最小限

にして利益を稼げる方法はないのかなと、考えることになります。


もう少し話を具体的にするために、これからスーパーマーケットの商売を

はじめようと考えている人がいるとします。


その人も、最初は、社員を増やさずに経費も最小限にして利益を稼げる方法

ないかなと考えてみるでしょうが、どのような視点で考えるべきでしょうか?


どんなにスーパーマーケットの商売に自信がある人でも、競争相手ができる

だけ少ない方がよいと思うはずです。


だとすると、最初に、そのような競争相手ができるだけ少ない地域は

どこかを探すはずです。


もし、運よく競争相手が全くいない地域が見つかって、その地域の人口が

多ければ、その場所で、スーパーマーケットの商売をはじめることでしょう。


しかし、競争相手が全くいない地域は、なかなか見つからないはずなので、

次は、競争相手がいる中で、どの地域なら、理想的なスーパーマーケットの

商売をする場所なのかを考えるはずです。


当然、次に考えることは、強い競争相手がいない地域を商売をする場所に

決めようとするはずです。


そうすると、商売をする際に、最初に認識すべきことは、競争を可能な限り

避けて商売をすることが、できるだけ社員を増やさずに経費も最小限にして

利益を稼げる方法だということになるのです。


これは、有名な孫子の兵法でいうところの、

「戦わずして勝つ」ということです。


このように、上手く何かをするための考え方とは、目的を達成する為の

最も合理的な考え方ともいえ、そのような何かをするうえでの考え方を

マーケティングは示してくれているわけです。


■結局、マーケティングってなに

結局、マーケティングってなにと問われれば、マーケティングとは、

目的を達成する為の最も合理的な考え方といえます。


商売をするうえでは、マーケティングを知ることにより、無用な競争を避け

コストを最小限にして儲かる仕組みづくりを実現することができるのです。


また、競争状態がある場合でも、マーケティングの考え方を利用すれば、

競争状態をなくすことも可能なのです。


しかし、もし、商売をするうえでマーケティングの考え方を知っておかな

ければ、競争相手がうようよいるなかに飛び込んで、激しい価格競争を繰り

広げて、挙句の果てにお金も使い果たしてしまい、競争から脱落していく

のが関の山です。


そのような事態を招かない為にも、特に、これから商売をしようとする人や、

現在商売をしている人、または、会社で働いている人にとっては、

マーケティングの考え方を知っておくことこそが、仕事をやりやすくする

ことに繋がるわけです。


このように、マーケティングの考えたかは、現代の世の中で生活する人に

とっては、必要不可欠な考え方といえますので、皆さんも、マーケティング

の世界の扉を開けてみることをお勧めします。