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版権ビジネス

版権ビジネス<ちょっと気になる四方山話




No48・・・版権ビジネス


版権ビジネスとは、版権保有者が保有している人気のあるアニメや

マンガのキャラクターコンテンツ等を、企業が各種自社商品にキャラクターを

使用し販売する為に、企業が著作権(版権)を持つ版権保有者と版権利用契約をし、

版権保有者が、企業が版権を利用した商品の売上に応じて一定の

版権の使用料を受取る知的財産ビジネスです。



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当然人気のあるアニメ・マンガ・映画等のキャラクターを利用する

版権商品は売れて版権保有者の収入も比例して増えます。


更に、版権保有者から見るこのビジネスの美味しいところは、

1度あるビジネスの目的で製作したキャラクターを再利用できるところで、

簡単に言うと原価は当然限りなく0円に近い非常に高利益率のビジネスなのです。


このビジネスで世界的に有名な企業はキラーコンテンツを多数持つ米国のウォルトディズニーです。


ウォルトディズニーの名前を聞けばこのビジネス用途の広さといかに

儲かる商売かは理解できると思います。


当然、人気のキャラクターを多数保有していないと、

この美味しいビジネスで儲ける事はできませんので、

このビジネスで美味しい商売を出来る企業は世界でも数えるほどしかないようです。


最後に、この種の企業を調査する時に注意すべき点は、

利益の源泉であるキャラクターの版権の価値が、

バランスシートの無形固定資産には反映していない点です。


この種の株式の企業を他の企業と同様にBSやPLの数値だけで判断すると、

この主の企業の本質的価値を見誤ることになります。


例えば、日本の某企業では売上の30%近くの65億円がこの版権事業で

占められていますが、その企業の純資産は268億円しかないのです。


版権ビジネスの高利益率を考えると、この企業の本質的な価値は

バランスシートの純資産以上あることは間違いないのでしょう。


版権ビジネスの価値と高利益率を考えると、ウォーレンバフェットが

ウォルトディズニーに投資していた理由がよく理解できます。








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