弊社が、経営コンサルティングをする際に、経営者の方や、財務の責任者の方に、
ヒヤリングする項目の一つとして、自社の経営問題と経営課題を把握している
かを尋ねています。
そして、弊社が、経営問題と経営課題について尋ねると、経営者の方や、
財務の責任者の方が、自社の経営問題と経営課題について説明をして下さる
のですが、弊社が、何故、それらの事が、経営問題と経営課題であるのかと
再度、質問をすると、ほとんど、明確な返答がされることはありません。
この経営問題と経営課題という言葉は、企業の中では、よく用いられている
言葉ではありますが、経営問題と経営課題の言葉の定義があいまいになって
いる為に、何が、経営の問題で、何が、経営の課題であるのかが、あやふや
になっているといえます。
ちなみに、問題とは、理想の状態と現実の状態にギャップが生じている場合
にのみ明確になるものです。
理想の状態であり、あるべき姿でもある、経営目標の定性目標と定量目標が
定められていなければ、そもそも、経営問題があるかどうかも分かるはず
はありません。
また、課題とは、解決しなければならないことなので、問題がなければ、
当然、課題はありませんし、経営問題があってこそ、経営課題が発生する
ことになります。
ところで、企業の財務における経営問題とは、資産・負債・純資産・損益・
キュッシュフローに関する問題のことです。
財務における経営問題を把握する為には、資産・負債・純資産・損益・
キュッシュフローに関する財務目標を作成して、その財務目標をどのように
達成していくのかを計画した、財務計画(総合予算)がなければ、財務における
経営問題が明確になることはありません。
ゆえに、財務計画を作成していない企業が、自社の財務における経営問題と
経営課題を的確に把握できるはずはないのです。
自社の財務における経営問題と経営課題を把握する為には、財務計画(総合予算)
が必要不可欠であり、財務における経営問題と経営課題を把握するという観点
からも、財務計画を作成することの重要性を理解することができるはずです。
財務管理のスキルを身につけたい方には、弊社が御提供している
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