No859・・・コミットメントライン契約
コミットメントライン契約とは、企業が銀行とある一定期間の間に
一定の融資枠を設定・維持し、その範囲内であれば、銀行が企業の求めに応じて
融資が受けられる契約のことです。
このコミットメントライン契約は、当座貸越契約と似た契約内容では
ありますが、コミットメントライン契約には、当座貸越契約と異なり、
契約締結をした際に銀行に対して手数料を支払う必要があります。
■お勧めビジネスコラム
・いまさら聞けない財務の話し
・内外環境分析どこから手をつけるべきか
・財務管理の基礎知識が身についていますか?
そして、コミットメントライン契約は、当座貸越の契約に比べて、
融資枠の範囲内であればほぼ確実に融資を受けることができますが、
当座貸越契約では、銀行サイドの融資スタンス次第で融資枠が減額されたり、
当座貸越契約自体を解約される可能性もあることに注意する必要があります。
尚、コミットメントライン契約は、コミットメントというだけの
ことはあり、銀行サイドの融資の拒絶要件が契約上明示されていることが
多く、当座貸越契約よりも確実に融資を受けることができます。
ちなみに、コミットメントライン契約のコミットメントとは、
約束、公約、誓約という責任をもつという意味です。