No875・・・一般当座貸越
一般当座貸越とは、当座預金と連動するもので、当座預金残高が、
支払手形や小切手等が決済される時に当座預金に資金が不足した場合に、
自動的に融資極度額までは不足金額を借入することができる方法で、
当座貸越には、専用当座貸越と一般当座貸越の2種類の借入方法があります。
この一般当座貸越契約をしておけば、融資の限度額までは、手形の不渡りである
不渡手形を発生させることを防ぐ機能があります。
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尚、一般当座貸越契約をして、当座預金がマイナスになっている場合は、
1年以内に当座預金のマイナスを解消できる場合は、短期借入金に
振替仕訳をし、1年以内に当座預金のマイナスを解消できない場合は、
長期借入金に振替仕訳をすることになります。
ちなみに、一般当座貸越契約をする際は、通常は、銀行は担保を要求してきますが、
銀行からの信頼がある財務体質の良い優良企業は、無担保で一般当座貸越契約を
結んでいるケースもあり、無担保で一般当座貸越契約を結べることは、
企業にとっては、銀行からの信頼度を示すバロメーターともいえます。