経営管理とは、組織が利用できる経営資源(人・モノ・金・情報等)を
有効活用して、経営計画を達成する為の管理活動です。
経営管理は、企業の経営目的を実現する為の様々な業務プロセスを、
あらゆる経営資源を活用して管理する活動のことです。
経営管理の領域は、企業経営全般に及び多岐にわたりますが、
主要管理項目としては、情報管理、人事労務管理、固定資産管理、
財務の原因である経営全般の各業務活動管理、財務管理があります。
経営管理をするためには、経営計画を作成しなければ管理のしようが
ありませんので、経営管理をするためには、経営計画の作成が必須
といえます。
また、経営管理は、文字通り経営を管理することですが、管理をするのは
計画に対しての結果である実績だけでなく、実績に至る前の、特に重要な
業務プロセスについても管理する必要があります。
ちなみに、経営管理に利用する会計が、管理会計です。
そして、経営管理では、常に現状と理想(あるべき姿)の問題と課題を
把握する必要があります。
問題とは、理想(あるべき姿)と現実との差であり、課題とは、
解決しなければならない具体的なことです。
経営管理では、常に様々な計画や業務プロセスの現状と理想(あるべき姿)を
突き詰める必要があります。
また、経営管理では、結果の原因である各業務プロセスの現状と
理想(あるべき姿)のギャップを埋めることが、結果として経営計画を
達成することに繋がる為、ギャップを埋める為のPDCAサイクルの運用を
定着させることが重要なことになります。
その、経営管理の業務を遂行する上での重要なポイントの1つである
PDCAサイクルの構築と定着ができなければ、いくら優れた計画・方針・
戦略があっても経営計画を達成することは難しいでしょう。
尚、経営管理の方法は、企業の成長ステージや、その時の企業の状態により
変化させることは言うまでも無いことです。