No641・・・会社予算
会社予算とは、ある計画の収支や費用についてあらかじめ考えて、数値による
見積もりをすることで、会社予算の代表が、単年度経営計画(単年度事業計画)や
中長期経営計画の定量計画であり、会社予算は、企業のあるべき姿を時間軸毎に
表現したものです。
この会社予算作成の、最終的なゴールは、企業において計画された全ての予算を
集約して作成する、見積貸借対照表、見積損益計算書、見積キャッシュフロー計算書、
見積資金繰り表で構成される総合予算を完成させることです。
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また、会社予算の作り方としては、最初に長期的な経営ビションに基づき
長期の経営計画を整備し、次に、企業の長期的な経営の方向性とリンクさせて、
中期経営計画や単年度経営計画の異なる時間軸毎に、長期経営計画の
あるべき姿と現在の姿のギャップを埋めるための数値目標である定量計画を
立てることになります。
ちなみに、会社予算を作成する際に、過去の実績などを考慮せずに、一から必要な
予算や優先順位などを検討し計画を策定した予算が、ゼロベース予算です。
そして、会社予算を作成する流れとしては、予算編成方針に基づいた、
経常予算と資本予算をまず作成し、それらの予算を作成した後に、
総合予算である、貸借対照表・損益計算書・キャシュフロー計算書・
資金繰り表を作成することになります。
尚、企業において、会社予算を作成する部署は、組織に経営企画室が
存在する場合は、経営企画室の役割となりますが、組織に経営企画室が
存在しない場合は、経理部の役割となります。
なお、自分が作成した資金繰り表や予算、金融機関に提出する財務計画の妥当性に自信が無い方は、
計画の添削評価サービスが付いている、弊社の経営管理講座か、予算作成講座をご利用下さいませ。