No644・・・予算編成方針
予算編成方針とは、予算編成をするうえで、基本的な考え方を纏めたものであり、
企業において、予算編成方針が決定する過程としては、最初に、経営陣が、
予算編成方針骨子を示し、次に、予算委員会で、審議・検討・調整され、
取締役会にて、予算編成方針が決定されます。
この予算編成方針は、企業として、どのような考え方で予算作成していくかを、
具体的な言葉と数字で示したものなので、予算編成プロセスの中で
最も重要なプロセスといえます。
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また、予算編成方針の叩き台となる、予算編成方針骨子を作成する際は、
経営陣の基本的な考えを、経営企画室が、纏めて具現化することになります。
ちなみに、予算編成方針の中に盛り込まれる主な項目としては、下記の通りです。
予算編成方針主要項目
@利益計画
A貸借対照表計画
Bキャッシュフロー計画
C営業・販売方針
D生産・仕入管理方針
E設備投資方針
F資金調達方針
そして、予算編成方針が決定されて、予算編成スケジュールも確定すると、次は、
各部門の予算編成方針を作成することになりますが、各部門の予算編成方針を
作成する際は、会社予算の編成方針に沿って、部門の予算編成方針を
作成することになります。
尚、企業において、予算編成方針を纏める部署は、組織に経営企画室が
存在する場合は、、経営企画室の役割となりますが、組織に経営企画室が
存在しない場合は、経理部の役割となります。
なお、自分が作成した資金繰り表や予算、金融機関に提出する財務計画の妥当性に自信が無い方は、
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