■与信管理業務
与信とは文字通り信用を供与することで、与信管理業務は、企業経営の中でも
最重要業務の1つです。
この与信管理が徹底されていないと、危ないクライアントが増加して、売上債権が
取立不能になるなどの影響で、資金繰りが悪化する原因となり、会社の財務基盤も
揺らぎかねません。
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次に、与信管理業務は、一般的には下記のように管理する企業が多いようです。
@与信ランク(各付け)を設定する。
A与信ランクは、社歴、売上、利益、財務状況などの項目を点数化して
各項目の合計点数で与信ランクを決定する。
B与信ランク毎に与信限度額・信用枠は設定する。
Cクライアントの与信調査をし、クライアントの与信ランク(与信限度額・信用枠)を決定する。
Dクライアントとの取引は、与信限度額決定後は、与信限度額の範囲内であれば、
取引を継続出来る。
Eクライアントの与信限度額・信用枠(与信ランク)は定期的に見直す。
上記の与信管理方法は一見論理的のように見え、多くの企業では、このような
与信管理を実施していることもあり、特に問題のない内容と思われがちです。
しかし、この与信管理業務内容には、根本的な誤りがあります。
その根本的な誤りに気づかずに、画一的な与信管理業務規定や
与信管理業務マニュアルを作成し、与信管理業務を遂行することは、
不要な不良債権を発生させることになります。
ゆえに、与信管理業務の件に限らず、固定観念に縛られて、
本質的なことに気づかずに、何事も杓子定規に処理してしまうと、
自らを危険な状況に追い込むことになります。