いまだに経営企画のスキルアップにMBAの取得を考えていたり、
MBAを取得している人を仕事が出来る人と思っていませんか?
ちなみに、MBAとは、Master of Business Administrationの略で、
日本語に直訳すると経営学修士という意味です。
トップクラスのビジネススクールでMBAを取得することが、経営幹部への
登竜門になるといわれています。
また、MBAは、弁護士、公認会計士と並ぶ資格とも言われ、
企業に多大な貢献をする経営のプロという評価まであるようです。
確かに、MBAのカリキュラムには、経営企画に必須のスキルである、
経営戦略、マーケティング、財務に関する内容が含まれています。
しかし、経営企画部の業務に必要な理論を身につける為には、
膨大な時間は必要ありません。
経営企画の仕事に必要な理論は、それほど多くはないので、経営企画の仕事
をするうえで土台となる中核的な経営戦略やマーケティング理論を身につけ
れば、後は、実践で活用するのみです。
理論を、実践で活用してこそ、ビジネスで最も重要な「深い知恵」となります。
理論だけでは知恵は生まれず、経験だけでも知恵は生まれません。
理論と経験が合わさってこそ、ビジネスでの現場で必要な知恵が
生まれるのです。
このような点から考えても、机上の空論に何年も時間を費やすよりは、
必要最小限の理論を身につけて、後は、その理論を現場で活用することこそ、
経営企画のスキルアップに繋がるのです。
次に、経営企画のスキルアップに必須の、経営戦略、マーケティング、
財務について考えてみましょう。
ところで、皆さんは、ピータードラッカー、マイケルポーター、
フィリップコトラーをご存知ですか?
彼らは、現代の経営戦略理論家の大御所と呼ばれている人達ですが、
彼らの理論の大半は、彼ら独自のオリジナルな理論ではありません。
では、現代の経営戦略理論家の大御所と呼ばれている彼らは、
誰の理論を参考にしているのでしょうか?
それは、古い軍事理論である、孫子の兵法やランチェスターの法則などの
知見を参考にしているのです。
古い軍事理論が、現代の経営戦略に応用できるのなら、経営戦略の重要な理論
には普遍的な法則があることを証明しているといえます。
要するに、現代の経営戦略理論家である、ピータードラッカー、
マイケルポーター、フィリップコトラーが掲げる理論も、孫子の兵法や
ランチェスターの戦略などの軍事理論の延長線上にある理論なのです。
ゆえに、経営戦略やマーケティングの理論に関しては、普遍的な理論だけを
身につけておけば充分なのです。
最後に、財務についてですが、経営企画の仕事としては、経営戦略や
マーケティング戦略を策定した後は、それらの戦略を、客観的な数字として
表現し、その数値計画を達成する為に、経営管理するだけなのです。
そうすると、経営計画の作成スキルを身につけ、経営現場において、
計画達成の障害となる経営課題を適時的確に把握し対処できるスキルを
身につければ、経営企画のスキルアップとして、机上で必要な全ての重要な
スキルを身につけたことになり、後は、実践あるのみです。
ゆえに、経営企画に必要最低限の知識やスキルを身につけた後は、
本当のスキルアップの秘訣を知り、これまでに身につけた知識やスキルを
使いこなせるようになることを重視すべきです。
スキルアップもシンプルに考えないと、無駄な知識を沢山時間をかけて
覚えてしまい、頭でっかちになるだけです。
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