No614・・・見積貸借対照表
見積貸借対照表とは、見積財務諸表を構成するもので、総合予算の一つです。
見積貸借対照表は、企業において、単年度経営計画や中期経営計画(中計)の
定量目標の一つとして作成され、見積貸借対照表は、予算貸借対照表とも
呼ばれています。
この見積貸借対照表は、企業の将来の財政状態のあるべき姿を客観的に
示したものであり、あるいは、見積貸借対照表は、企業の未来の財政状態を
予想したものとも言えます。
■ビジネスマンツーマンセミナーのご案内(会場はJR秋葉原駅徒歩1分)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・経営戦略セミナー ・マーケティング戦略セミナー
■ビジネス通信講座のご案内と各種情報の御紹介
・予算作成講座 ・経営管理講座 ・財務管理情報 ・マーケティング情報
また、見積貸借対照表は、売上債権、棚卸資産、仕入債務などのバランスシートを
構成する、各勘定科目の計画を積み上げて作成することになり、見積貸借対照表が
完成すれば、見積キャッシュフロー計算書や見積資金繰り表を作成することができます。
そして、見積貸借対照表は、会社の財務方針を反映し財務体質をどのように改善したいかを
示したものであるので、見積貸借対照表は、総合予算の要となるものです。
ちなみに、見積貸借対照表は、見積損益計算書を論理的に補完するものであり、
見積貸借対照表が作成されていると、売上計画に対応する為の、製品を製造する
工場や商品を補完する倉庫などの設備投資計画や、その設備投資計画や
増加運転資金の発生で不足する可能性がある資金の手当ての計画が、
企業の予算において作成されている証明ともなります。
尚、見積貸借対照表が作成されていて、はじめて、バランスシートの課題(ギャップ)が
明らかになることは、言うまでもないことです。