No537・・・単年度経営計画
単年度経営計画とは、単年度において、長期的な経営の方向性にリンクさせて、
長期経営計画のあるべき姿と現在の姿のギャップを埋める為の定性計画と
定量計画を作成することであり、一般的に、単年度経営計画の定量計画は
予算と呼ばれており、単年度経営計画作成の役割を担う部署は、経営企画室か、
組織に経営企画室が存在しない場合は、経理部がその役割を担う部署となります。
この単年度経営計画は、中長期の経営計画などで策定した経営の方向性と
リンクさせて作成する必要があるので、単年度経営計画を予算編成する前に、
最初に長期的な経営ビションに基づき長期経営計画を整備し、次に、長期的な
経営の方向性とリンクさせて、中期経営計画や単年度経営計画の異なる時間軸毎に、
各年度において、長期経営計画のあるべき姿と現在の姿のギャップを埋めるための
定量目標と定性目標を立てることになります。
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また、単年度経営計画作成の前提条件となるものは、中長期経営計画策定時に
外部環境と内部環境を分析した結果により明確になった課題に対する経営方針や
経営戦略であり、それらの経営方針や経営戦略に基づき、経常予算と資本予算を
作成して、単年度経営計画の定量目標である、総合予算の貸借対照表・損益計算書・
キャシュフロー計算書・資金繰り表を作成することになります。
そして、単年度経営計画において作成した、定量計画と実績を比較することが
予算実績管理であり、予算実績管理を実施することで、計画数値と実績数値の
ギャップの原因を特定し、そのギャップを克服する為の具体的な施策を考え
改善する業務プロセスであるPDCAサイクルを運用することができます。
尚、ギャップをタイムリーに特定し、直ちにその課題に対する対策を実施できるのが
優れた企業の条件ですが、一般的な予算実績管理手法では、予算に対する課題を
適時に把握することは不可能です。
ちなみに、予算管理制度は、株式上場審査において大きなウェイトを持っています。