No260・・・経営方針
経営方針とは、企業経営を営む上での基本的な方向性を
示したもので、経営方針は、定期的に見直すよりは、
経済環境の変化によって見直すことが多く、経営方針に従い、
経営戦略や経営計画(長期・中期・短期)を作成することになります。
また、経営方針は、経営理念と経営ビジョンに基づき策定され、
経営理念とは企業にとって哲学的な概念であり、企業にとっての
価値基準となるもので、経営ビジョンとは、企業の将来の
あるべき姿を描いたものです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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ちなみに、経営方針は、数字で示すことができない方針と具体的・客観的な
数字により示すことができる方針で構成されており、具体的・客観的な
数字により示すことができる方針が財務方針です。
そして、経営方針は、経営ビジョンの企業の将来のあるべき姿を
実現するために、現状とあるべき姿とのギャップである問題と課題、
そしてその取組みの基本方針を明確にするものです。
尚、経営方針は、企業の将来のあるべき姿が明確になって初めて
策定できるものなので、企業としての将来の時間軸毎のあるべき姿が
明確になれば、その時間軸毎のあるべき姿を実現する為に、
短期・中期・長期の経営方針を上手くバランスさせ作成する必要があります。
しかし、その経営方針が、目先の短期中心のものになってしまえば、
実際の企業活動も短期中心の行動になってしまい、企業が本来目指すべき、
将来の時間軸毎のあるべき姿とずれが生じる可能性があります。
ゆえに、経営方針は、各時間軸毎の企業のあるべき姿を実現するために、
短期・中期・長期の方針をバランスを考えて策定する必要があるのです。
※中長期経営計画を作成する際に、最初に決定する、下記のような定量目標、設備投資計画、
財務バランス改善計画を、論理的整合性を持たせ、各事業年度のBS・PL・CFに落とし込む
作成スキルを身につけたい方には、中期経営計画作成講座は、特にお勧めです。
項目 | 現在 | 3年後のあるべき姿 | 目標区分 | |||
@売上高 | 1,000 | 1,600 | PL | |||
A売上総利益率 | 30.0% | 50.0% | PL | |||
B売上高営業利益率 | 5.0% | 15.0% | PL | |||
C売上高当期純利益率 | 1.8% | 8.4% | PL | |||
D総資産利益率 | 1.8% | 12.0% | PLとBS | |||
E流動比率 | 90.0% | 130.0% | BS | |||
F固定長期適合率 | 192.0% | 83.4% | BS | |||
G自己資本比率 | 24.8% | 45.7% | BS | |||
H営業CF比率 | 3.5% | 13.5% | PLとCF | |||
I回転期間乖離(日数) | 77 | 45 | CF |
経営方針に関連する用語
※管理会計