No9・・・資金繰り改善と財務体質の強化
資金繰りを改善することは、財務体質の強化に繋がりますし、その資金繰り改善効果は、
単に財務体質の強化だけに留まらず、企業を好循環に導く要素があります。
現在のように経済状態がますます悪化する中では、同業種のライバルが次々に脱落し
て、倒産や事業から撤退に追い込まれる企業が後を絶ちません。
その一番の原因は、資金繰りの悪化により、バランスシート(貸借対照表)が毀損し、
企業体力が疲弊していることが主因といえます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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尚、企業体力を回復する為の、主要な資金繰りの改善ポイントや財務体質改善策は
下記の通りです。
@現預金残高を適切な金額にコントロールする
A売上債権の回収サイトを短縮する
B仕入債務の支払サイトを長期化する
C売上総利益率(粗利益率)を改善する
D仕入先の締日が過ぎてから仕入れをする
E借入金を短期から長期へ借り換えする
F社員は必要最小限とし、出来るだけアウトソーシングを活用する
G固定費を削減する為、不要資産を処分し、損益分岐点を引き下げる
H各業務プロセスを短縮する
I財務計画を作成し、貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、
キャッシュフロー計算書(CF)の予算実績管理を実施する
このような、資金繰りの改善活動をし、財務体質の強化を図ることが出来れば、
業界の同業者が脱落をしていく環境下でも、生き残ることが出来ることに繋がり、
結果として業界ナンバーワン企業になったり、あるいは、唯一のオンリーワン企業に
なることも有り得るでしょう。
ちなみに、企業の興亡の歴史を見ても、脱落していく企業に共通している事項は、
バランスシート(BS)が脆弱な企業なのです。
ゆえに、このような不況期に積極的な経営方針を取るのも経営判断の1つでしょうが、
ここはじっと我慢して資金繰りの改善を通じた、財務体質の改善に徹し、同業他社の
脱落を待つという経営判断も選択肢の1つではないのでしょうか。
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー、予算、金融、金利