No630・・・定量計画
定量計画とは、具体的・客観的な数字により作成する計画のことで、
企業の定量計画といえば、単年度経営計画や中期経営計画の予算のことであり、
単年度経営計画や中期経営計画では、文章による計画である定性計画と
数字による計画である定量計画を作成することになります。
この定量計画は、企業の経営計画においては、各種数字による定量目標を、
落とし込んで作成した計画であり、定量計画は、利益計画と資金計画が
中心となります。
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また、企業の定量計画の体系としては、総合予算を頂点として、その構成要素に、
経常予算と資本予算があり、経常予算は、損益予算と資金予算で構成され、
資本予算は、設備予算と投資予算で構成されています。
そして、定量計画である総合予算とは、見積貸借対照表、見積損益計算書、
見積キャッシュフロー計算書、見積資金繰り表のことであり、総合予算は、
経常予算と資本予算を作成することにより完成します。
尚、企業の定量計画を作成する際に、損益計算書の損益予算しか作成していなければ、
企業の予算としては、論理的整合性のない計画であり、損益計算書の売上高を
大きくしようとすると、貸借対照表の項目である資金や設備の制約を受けますので、
実用的な定量計画を作成する為には、経常予算と資本予算を必ず作成する
必要があります。
ちなみに、文章による計画が、定性計画で、企業の経営計画では、
定量計画と定性計画は、車の両輪です。