No620・・・資本予算
資本予算とは、企業の予算において、企業価値の向上や競争力を
維持する為に必要不可欠な投資活動等に関する予算のことで、
資本予算は、総合予算を構成するものであり、資本予算は、
設備予算と投資予算で構成されています。
この資本予算は、精度の高い、見積貸借対照表、見積損益計算書、
見積キャッシュフロー計算書、見積資金繰り表を作成するには、
欠かせない予算であり、資本予算を作成する際は、固定長期適合率や
予算ベースの資金運用表も考慮する必要があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、資本予算には、固定資産購入予算、固定資産売却予算、固定資産除却予算、
資金運用予算などがありますが、それらの予算は、企業の長期的な経営の方向性と
リンクさせて、その事業年度でのあるべき姿として作成します。
そして、資本予算次第で、予算のフリーキャッシュフロー(FCF)が大きく
変化しますので、資本予算に関する資金支出は、営業キャッシュフローの
範囲内に収めることが基本となります。
尚、資本予算を決定する際は、投資対象への投資金額と、その投資対象が
生み出す将来のキャッシュフローを現在価値に計算して、投資金額と投資を
することにより得られる金額を比較して投資の採算性を判断することになります。
ちなみに、現在価値を計算する時に用いる割引率とは、期待収益率のことで、
どのくらいの期待収益率を想定するかで、現在価値は大きく変化します。