No13・・・資金運用表
資金運用表とは、調達資金の調達先と運用方法・長短バランスを
見る為の表であり、実績の資金運用表は、企業の2事業年度の
貸借対照表(BS)を利用することで作成し、予算の資金運用表は、
財務方針の妥当性を検証する為に作成します。
この資金運用表の見方が理解できれば、貸借対照表(BS)の流動資産、
固定資産、流動負債、固定負債、資本の各科目残高の動きと資金の関係も
理解出来ます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、資金運用表の分析の仕方を理解できれば、資金を他人資本と
自己資本をどのようなバランスで資金の調達(源泉)をしているのかも
分かります。
尚、資金運用表は、その調達した資金をどのような資産に投資して
資金の運用(使途)をしているかを明確にするツールであり資金表の1つです。
ちなみに、資金4表とは、資金繰り表、資金移動表、キャッシュフロー計算書、
資金運用表のことです。
また、資金運用表は、現状の企業財政状態を分析検討する時や、予算作成時に
予算ベースの財政状態の妥当性を確認し財務方針の妥当性を検証する際にも
利用されるので、資金運用表の見方や資金運用表の作り方や分析方法は、
経理・財務・経営企画の社員には必須のスキルです。
尚、資金運用表には、実績ベースの資金運用表と予測ベースの資金運用表が
ありますが、この資金運用表は、実績の資金運用表を基に、あるべき姿の
資金運用表の状態である、予測ベースの資金運用表を作成することに意義があり、
予算の資金運用表を作成することで、企業にとっての理想の資金バランスと
キャッシュフローを把握することが出来ます。
ちなみに、予算の資金運用表を作成する為には、売上債権計画、在庫計画、
仕入債務計画、運転資金計画、設備投資計画、利益計画などを作る必要があり、
この予算資金運用表は、資金計画ともなります。
資金運用表に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー