No36・・・他人資本
他人資本とは、利払いを伴なわない負債と利払いを伴なう
負債があり、利払いを伴なわない負債とは主に取引先から
信用供与を受けて発生した、買掛金・支払手形・未払金等で、
利払いを伴う負債とはデットファイナンスにより資金調達をした
他人資本のことで、他人資本は自己資本と異なり返済義務が生じます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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そして、他人資本を増加させることは、株主資本利益率を高めることに
繋がりますが、過度に財務レバレッジを高め他人資本を増やすと、
資金繰りを圧迫する原因となりますので、他人資本は、財務戦略に基づく
財務計画に従い適切なバランスを維持する必要があります。
また、他人資本は財務戦略に基づく財務計画を作成することにより、
上手く財務レバレッジ高めることが出来れば、レバレッジ効果により
自己資本利益率を高め、企業業績の大幅な拡大を達成出来る
可能性もあります。
尚、自己資本に対するリターンを高める為に他人資本を増加させる
レバレッジをかけると、当然、レバレッジ比率は高まりレバレッジ効果も
大きくなりますが、レバレッジ効果は、プラスの効果だけでなく、
マイナスの効果もあります。
よって、自己資本に比べて過大に他人資本の増加をさせているときは、
大きな利益を期待できる反面、大きな損失に繋がるケースもあるため、
過剰に他人資本を増加させ過度なレバレッジ効果を期待してレバレッジ比率を
高めることは、リスク管理が出来ていなければ、非常に危険なことなのです。
他人資本に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー