No44・・・支払手形
支払手形とは、取引先に対して営業活動によって支払った手形債務を
処理する負債の勘定科目のことで、このような営業取引上の過程で発生する
債務を仕入債務と呼び、支払手形は、正常営業循環基準により、
正常な営業により発生した支払手形は、バランスシートでは流動負債に
区分されます。
この支払手形の種類としては、取引先に対して支払う約束手形と為替手形があり、
約束手形は手形の振出人が受取人に指定期日に手形に記載された金額を
支払う約束をした支払手形です。
ちなみに、支払手形のサイトとは、手形の振出日から支払期日までの期間のことです。
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次に為替手形は、仕入れ先振り出しの為替手形を引き受けた場合と自己を
名宛人とする為替手形を振り出した場合の支払手形です。
また、支払手形を区別する際は、取引先との営業活動によって生じる以外の
手形債権は金融手形として処理します。
手形を振り出し時は、支払手形台帳に手形の支払期日と金額を記録して管理し、
支払期日に預金残高不足により不渡りにならないように注意する必要があります。
尚、不渡手形を出してしまうケースは、資金繰りの問題による資金ショートが
原因であるため、利益を計上している企業でも黒字倒産となり、不渡をだすケースが、
数多くありますので、支払手形の管理には、資金繰り表を作成し資金繰り全体を
把握する必要があります。
ちなみに、支払手形の支払サイトは、運転資金の増減に影響を与える項目ですが、
一般的に、運転資金は、運転資本、経常運転資金、所要運転資金、必要運転資金、
必要運転資本とも呼ばれています。
※支払手形の仕訳例は下記の通りです。
例・・・取引先へ仕入代金を支払う為に、1000の手形を振り出した場合。
(借方) | (貸方) | ||
買掛金 | 1000 | 支払手形 | 1000 |
支払手形に関連する用語
※ファクタリング
※約束手形、為替手形、自己受為替手形、自己宛為替手形
※流動資産担保融資保証制度
※売掛金、完成工事未収入金、商品、製品、仕掛品、半製品、原材料
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー