No291・・・デットファイナンス
デットファイナンスとは、将来償還する義務や返済する義務を負う
方法により資金調達をすることです。
デットファイナンスには、銀行などからの借入金による間接金融と、投資家に社債や
コマーシャルペーパー(CP)を発行して資本市場から直接資金調達をする直接金融があり、
デットファイナンスは、返済期限のある他人資本であるため、キャッシュフローには
注意が必要です。
主要なデットファイナンスの種類
①借入金
②社債
③新株予約権付社債
④コマーシャルペーパー(CP)
⑤手形割引
デットファイナンスにより調達した負債のことを、有利子負債と呼びます。
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このデットファイナンスを実行する際は、自己資本と他人資本の
バランスである財務レバレッジやレバレッジ比率に注意する必要があり、
自己資本に比べて過大にデットファイナンスを増加すれば、
財務コントロールがしっかりしている企業でなければ、資金繰りを
圧迫し資金ショートを招く要因になったり、レバレッジ効果の
マイナスの側面がでて、事業で大きな損失を出す可能性もあります。
ちなみに、設備投資は1年以上使用する固定資産の取得がメインになるために、
長期のデットファイナンスによる資金調達が出来れば、資金繰りの悪化に繋がる、
固定長期適合率の上昇を防ぐことが出来ます。