No709・・・借方
借方とは、複式簿記のルールにおいて、左側の位置を意味する用語で、
仕訳において、借方の位置に発生するケースは、資産の増加、負債の減少、
資本の減少、費用の発生、収益の減少があり、借方の項目が増加すると、
キャッシュフローにはマイナスとなります。
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この借方という言葉の意味には、深い意味はありませんので、簿記を学ぶ際は、
借方=左側と覚えるだけで充分です。
ちなみに、借方と反対の意味の用語が貸方で、貸方とは、複式簿記のルールにおいて、
右側の位置を意味する用語なので、借方と同じく、簿記を学ぶ際は、貸方=右側と
覚えればよいのです。
また、簿記においては、勘定科目の発生理由によって、仕訳の際に記載される
位置が決まっているので、どのようなケースの時に、借方と貸方に記載される
のかを覚えると同時に理解する必要があります。
尚、借方に記載される主なケースは下記の通りです。
借方に記載される主なケース
①資産の増加(売掛金の発生・商品の仕入・固定資産の購入)
②負債の減少(買掛金の支払・未払金の支払・借入金の支払)
③資本の減少(当期純損失の発生・減資をした場合・自己株式を取得した場合)
④費用の発生(販管費の発生・営業外費用の発生・特別損失の発生・法人税等の発生)
⑤収益の減少(収益の発生の取り消し)
尚、借方の項目が増加すると、キャッシュフローにはマイナスとなる理由を
理解する為には、各勘定科目の仕組みを理解する必要があり、各勘定科目の
仕組みを理解することが、企業の財務構造を理解することにも繋がります。