No715・・・費用
費用とは、簿記においては、成果である収益を得るために要した原因のことで、
費用の発生は、資産を減少させる原因となるものであり、収益から費用を
差し引いた結果がマイナスであれば、資本を減少させる原因となります。
この費用を大きく分類すると、売上原価、販売費及び一般管理費、営業外費用、
特別損失、法人税、住民税及び事業税に分類することができます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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ちなみに、売上原価、販売費及び一般管理費、営業外費用、特別損失、
法人税、住民税及び事業税の内容は下記の通りです。
売上原価、販売費及び一般管理費、営業外費用、特別損失、
法人税、住民税及び事業税の内容
①売上原価とは、商品や製品の販売やサービスの提供をする為に
直接要した費用のことです。
②販売費及び一般管理費とは、企業の営業活動や一般管理業務を
することにより発生した費用のことです。
③営業外費用とは、本業以外の投資活動や財務活動などにより経常的に
発生した費用のことです。
④特別損失とは、毎期継続的・反復的に繰り返される企業の本業の営業活動・
財務活動･投資活動以外で生じた臨時的・例外的・偶発的な要因による費用のことです。
⑤法人税、住民税及び事業税とは、決算において当期事業年度の納税額が
確定した、法人税、法人住民税、法人事業税の総額です。
また、費用が増加した場合は、キャッシュフローにはマイナス要因となります。
尚、複式簿記の5つの要素は、資産・負債・資本・費用・収益であり、複式簿記において
費用が増減した場合の仕訳ルールとしては、費用が増加した時は、借方に記録され、
費用が減少した時は、貸方に記録されることになります。