No475・・・売上原価
売上原価とは、売上高である商品・製品の販売やサービスの提供を
する為に直接要した原価を処理する費用の勘定科目で、売上原価の構成要素は、
業種により大きく異なり、卸売業の売上原価の計算式は、期首の棚卸資産に
当期仕入高を足して、期末の棚卸資産を差し引いて算出することになります。
この売上原価の構成要素は、物品を仕入れて販売する卸売業や小売業、
製品を製造する製造業、建物などを建設する建設業、サービスを提供する
サービス業では異なります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、製造業の売上原価の計算式は、期首の棚卸資産に当期総製造費用を
足して、期末の棚卸資産を差し引いて算出し、建設業の売上原価の計算式は、
期首未成工事支出金に当期総工事費用を足して、期末未成工事支出金を
差し引いて算出します。
ちなみに、製造予算では、製品の生産量、原材料在庫、仕掛品在庫、製品在庫、
製品製造原価を作成することになり、製造予算を作成することは、製品の予定原価を
設定することです。
そして、売上原価は、棚卸資産をどのように評価するかで金額が増減しますが、
この棚卸資産の評価方法には原価法と低価法があります。
尚、棚卸資産の評価方法である原価法には、下記の8種類の評価方法があります。
①個別法・・・棚卸資産を個別の取得単価で評価する方法
②先入先出法・・・古い棚卸資産から払い出すと想定して棚卸資産を評価する方法
③後入先出法・・・新しい棚卸資産から払い出すと想定して棚卸資産を評価する方法
④総平均法・・・期首棚卸資産と期中取得の棚卸資産の平均単価で棚卸資産を評価する方法
⑤移動平均法・・・棚卸資産を取得するたびに平均取得単価を算出し棚卸資産を評価する方法
⑥単純平均法・・・期中取得の棚卸資産の平均単価で棚卸資産を評価する方法
⑦最終仕入原価法・・・最後に仕入れた単価で棚卸資産を評価する方法
⑧売価還元法・・・棚卸資産の売価に原価率を乗じて棚卸資産を評価する方法
売上原価に関連する用語
※在庫管理、適正在庫、予算編成、予算
※未実現利益