No807・・・包括利益
包括利益とは、企業が営業活動にて獲得した最終的な儲けである
純利益の外に、資産と負債をすべて時価評価し、資産から負債を
差引いた差額である純資産の増減金額を加えたものであり、
包括利益は、貸借対照表を重視した国際会計基準(IFRS)の概念です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この包括利益は、外部報告目的である、財務会計における利益の
概念なので、包括利益の考え方が会計に導入されても、キャッシュフローは、
当然、変化することはないので、包括利益は、管理会計においては、
それほど重要な項目ではありません。
ちなみに、国際会計基準とは、国際会計基準審議会(IASB)によって設定された、
世界標準の会計のルールです。
また、国際会計基準(IFRS)では、これまでの損益計算書に相当する財務諸表として、
包括利益計算書の作成が求められています。
尚、企業経営においては、包括利益を含む、国際会計基準(IFRS)の形式的なルールよりも、
財務管理がより重要であることはいうまでもありません。