No651・・・税務会計
税務会計とは、企業が、税務当局に、法人税等の申告・納税をする為に、
各事業年度の課税所得や法人税額等を計算する為の会計のことで、
税務会計は、財務会計とともに、法律や規則などに準拠した会計なので、
制度会計とも呼ばれています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この税務会計と財務会計の違いとしては、税務会計と財務会計では、
収益や費用の認識基準が若干異なることと、税務会計では、課税の公平性や、
各産業毎の産業政策上の配慮がされるので、財務会計上の儲けである利益と
税務会計上の儲けである所得金額に差がでることになります。
ちなみに、財務会計の収益が、税務会計では益金と呼ばれ、財務会計の費用が、
税務会計では損金と呼ばれますが、この収益と益金・費用と損金は、完全に
一致しているわけではないので、財務会計上の儲けである利益と税務会計上の
儲けである所得に差が出るのです。
会計業務の中で、どの会計が会社の利益に貢献できるのかが 分からない方は下記の頁をご覧ください。 経理・財務・経営企画業務の利益貢献度 |
また、税務会計は、企業の事業活動の結果に基づき、法人税等の税額を計算する
為の会計なので、企業の利益に、直接的に貢献する会計ではありません。
そして、税務会計と異なり、企業の利益に、直接的に貢献する会計が、
管理会計であり、管理会計とは、経営判断をする為に、企業の会計データを
企業独自の視点で加工・分析する会計で、管理会計は、単年度経営計画や
中期経営計画の予算を作成する際に利用される会計です。
尚、税務会計は、極論すると、その目的でも明らかなように、企業の本来の目的である
利益の追求には、何も貢献をしない会計なので、経理・財務・経営企画に所属する社員は、
企業の利益に貢献する管理会計のスキルを磨くべきです。