No710・・・貸方
貸方とは、複式簿記のルールにおいて、右側の位置を意味する用語で、
仕訳において、貸方の位置に発生するケースは、資産の減少、負債の増加、
資本の増加、収益の発生、費用の減少があり、貸方の項目が増加すると、
キャッシュフローにはプラスとなります。
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この貸方という言葉の意味には、深い意味はありませんので、簿記を学ぶ際は、
貸方=右側と覚えるだけで充分です。
ちなみに、貸方と反対の意味の用語が借方で、貸方とは、複式簿記のルールにおいて、
右側の位置を意味する用語なので、貸方と同じく、簿記を学ぶ際は、借方=左側と
覚えればよいのです。
また、簿記においては、勘定科目の発生理由によって、仕訳の際に記載される
位置が決まっているので、どのようなケースの時に、借方と貸方に記載される
のかを覚えると同時に理解する必要があります。
尚、貸方に記載される主なケースは下記の通りです。
貸方に記載される主なケース
①資産の減少(売掛金の回収・商品の販売・固定資産の売却)
②負債の増加(買掛金の発生・未払金の発生・借入金の発生)
③資本の増加(当期純利益の発生・増資をした場合)
④収益の発生(売上高の発生・営業外収益の発生・特別利益の発生)
⑤費用の減少(費用の発生の取り消し)
尚、貸方の項目が増加すると、キャッシュフローにはプラスとなる理由を
理解する為には、各勘定科目の仕組みを理解する必要があり、各勘定科目の
仕組みを理解することが、企業の財務構造を理解することにも繋がります。